大阪高裁での審理始まる!

館長雇止め・バックラッシュ裁判の地裁判決が出てから、およそ5ヶ月たちましたが、大阪高裁での審理が2月26日始まりました。
今日は控訴理由書が出され、それが交流会で配られました。かなりの大作です。一審判決のおかしさについて事細かに記述されており、それに添った形で弁護団から順次説明がありました。
法廷で三井さんの陳述もありました。自分がすてっぷ館長として頑張ってこられてこと、なのに豊中市に嘘をつかれ、切り捨てられたことについて、裁判官に訴え、時に被告席を見据えて語られました。
ここまでの道のりは長いものだったと思います。三井さんにとってはもちろんそうだし、支援者にとっても敗訴判決から新たに体勢を整えて迎えた高裁審理の日でした。
次回は6月5日(木)13:15~高裁74号法廷です。
それまでに、脇田滋さんと浅倉むつ子さんの鑑定意見が出される予定です。
特に浅倉さんには新たな、損害賠償請求原因としての「人格権侵害」について書かれる予定です。

この間、つくばみらい市でDVの講演会がつぶされたり、大阪では橋下知事によりドーンセンター売却の話が出るなど、男女平等を求めるわたしたちにとっては厳しい状況が続いています。
全国のネットワークでこのような動きをはねかえしていかないといけません。
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# by equity03 | 2008-03-03 13:39 | 裁判関係  

不当判決!!

「館長雇止め・バックラッシュ裁判」の判決が9月12日13時10分、山田陽三裁判長から言い渡されました。

原告敗訴。

覚悟はあったものの、一瞬声を失う結果でした。
弁護団の解説によると、かなりおかしな判決であることがわかりました。

判決は、非常勤労働者が期間の満了ごとに契約を更新している場合、雇用関係の継続の「期待」をすることは認めつつも、更新は「権利とまでは言えない(慰謝料の請求まではできない)」というものでした。「弁護士一同」の声明も、「契約の更新による期待権を認める1986年12月の日立メディコ判決最高裁判決からも後退する判決であって断じて容認できない」と述べています。

指定管理者制度との関係については、「指定管理者制度があれば、非常勤館長の廃止ができないというのではなかろう」(?)をというようなこと言っているそうです。どうも原告側の主張がわかっていない。原告側の書面を十分によんでいないのではないか。

すてっぷ予算案を昨年度のままで出したことについては、「手続きを急いでいたからだ」などと言っているだけです。実際は、法令(地方自治法、豊中市財務規則)違反なのですが。急いでいたら、法令違反でも良いと行政をかばうのであれば、裁判所だって同じことをしているのかと疑いたくなります。

組織強化のために非常勤から常勤化したという市の主張に、原告側は組織強化になっていないと立証してきました。そして、桂館長も「組織体制の強化になっていない」との証言したのですが、「桂が『男女共同参画の仕事ができていないと感じている』ことは認められる」とだけ言っています。それが、「予算も職員もつかない」という「仕組み」のためであることを述べた桂証言を無視しているそうです。

また、組織変更案を公開していなかったことや三井さんに後任の人事を秘密にしていたことについては、「原告に秘匿しなければならない必要があったとは考えられない」と、市のおかしさを指摘しています。しかし、判決は、三井さんに相談しなかった理由として、「退任する原告に細かな組織変更を相談してもしかたがない」などと言っています。この部分は、被告側も主張していないことを裁判所が勝手に推測し、つけたしています。

なお、判決は、ここで、被告側の主張どおり、夏ごろの山本事務局長(市派遣)との雑談の中での三井さんの発言を「常勤は無理だ」という意思表示と見ているようです。この点も許せるものではありません。たくさんの事業に走り回っている三井さんから、「常勤は無理」との言質をてぐすねひいてとろうとしていた山本事務局長。どちらが、男女平等のために力を尽くしていますか?

後任捜しについては、「原告に対して意図的に情報を秘匿していたことは明らか」と明快に指摘しています。しかし、「その真意は不明と言わざるをえない」(!)などと言って、「違法と言うことはできない」と述べます。

判決は、こんなふうに、事実を認定しておきながら、その理由を「不明」と言ったり、 変な理屈を言っている箇所が目立つそうです。

また、常勤館長選考前に、桂さんに「あなたしかいない」と言った本郷部長が選考委員であることについては、判決は、「公正さに疑念を抱かせる事情と言わざるをえない」と認めています。ところが、これに対しても、「本郷が選考委員として影響を与えた形跡はうかがえない」などと言うのです。

宮地弁護士によると、これは立証責任の問題であり、「この判決のような論理だと、選考委員会に隠しテープでも置いて、その記録を出さなければ立証できない」とのことです。

組織の公正さは、構成員の利害からの中立性がなければ担保されないのは、当然のことではありませんか。あまりに簡単に被告の主張にのっかっているとしか言いようがありません。

北川悟司議員が、条例を攻撃していたにも関わらず賛成した点については、「同議員の所属する会派の行動だ」と言って済ませているようです。

とにかく判決全体として、事件全体を見るのではなく、個々の点をバラバラに判断して「違法までは言えない」という議論のし方をしているということでした。弁護団は、「そういう判断のし方ではいけない」ということを、今後強く言っていきたいとおっしゃっていました。

また、判決は、事実の認定と結論(法的保護に値するか)との間にそもそもズレがあり、ねじれ現象を起こしているということです。

トータルにみて、きわめて矛盾の多い判決であることがわかりました。矛盾を突いていけば勝つ可能性も見えるものだと思います。
控訴するか否かは原告の意思にかかりますが、この判決が納得のできるものではないこと、これを認めれば、今ますます広がりつつあるバックラッシュ勢力を勢いづけることは間違いありません。そうさせないためにもこの裁判の意義をこれからも広めていくように頑張っていきましょう。
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# by equity03 | 2007-09-13 15:13 | 裁判関係  

館長雇止め・バックラッシュ裁判9月12日(水)判決に!裁判所へ公正な審判を求めるハガキを出しましょう!

 6月6日(水)の結審にも、100人を超す傍聴者が詰め掛けました。残念ながら、今回は法廷の中に入ることはできなかったのですが、判決日の言い渡しがあってすぐ終了しました。
 その後は、交流会へ。
 今回、原告側から最終準備書面が出されました。かなり圧縮しても100ページを超える大作です。これまで証人尋問で明らかになってきたことを、原告の主張を裏付けるものとして組み込んだうえでの文章です。
 これに対して、被告側から出された最終準備書面は、これまでと同じ主張を繰り返すのみであり、量的にもまったく少ないものだったようです。
 これで原告の勝訴はかなり近くなったように思います。

 裁判所に、多くの人がこの裁判に注目して、支援してきたということを印象づけるために「公正な審判を求める」ハガキを出しましょう。


文面は以下を参照してください。
http://fightback.fem.jp/koseina_hanketu_seigan.html
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# by equity03 | 2007-06-20 23:02 | 裁判関係  

6月6日(水) 館長雇止め・バックラッシュ裁判の傍聴に来てください。

 ふきのとうで何回か取り上げている、館長雇止め・バックラッシュ裁判がいよいよ結審を迎えます。原告三井さんを支援する会の運動もあって、この裁判の重要なカギを握ると思われた、三井さんの後任館長・桂さんの証人尋問も、2月21日に実現しました。桂さんは非常に重要な証言をされ、被告側の主張がいかに欺瞞に満ちたものかが明らかにされてきました。

 結審で双方の最終弁論があり、これで、一審の手続きはすべて終了となります。原告の主張の正当性はかなり明らかになってきていると思いますが、そこは裁判、どのような結果が出るかは分かりません。

 最後まで、裁判官たちに、おかしな判決は許さないという意思を伝えるため、多くの傍聴者で法廷を埋めたいと思います。

 詳しくは以下のWebを参照してください。
   http://fightback.fem.jp/
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# by equity03 | 2007-05-20 15:35 | 裁判関係  

ふきのとう16号発行

16号は2007年4月20日発行です。

主な内容は

  パート労働法改正案に反対しよう!
  映画評 『それでもボクはやってない』
  オーストラリア訪問記
  投稿 必要なだけ看護休暇を

 ここでは、映画評 『それでもボクはやってない』 の一部を紹介します。

 少し上映から時間がたってしまいましたが、話題作で覚えていらっしゃる方も多いと思います。満員電車の中で主人公が痴漢を疑われ、無罪を訴えて裁判で闘う話です。実話を元にしているそうですが、実話とは違い映画の中では一審有罪で終わります。
とてもよくできた映画だとは思いました。痴漢をめぐる様々な状況、場面というものがおそらくよく描かれたものなんだろうと思います。最初の方では、無罪を訴える主人公が留置場に入れられていく一方で、観念して「やりました」と認めた人間が簡単に釈放されていく場面が対比して描かれていました。そして自分が言うことはまったく聞いてもらえず、勝手に調書が作り上げられていきその繰り返しの中で、だんだんと絶望していく状況がよく描かれていました。

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# by equity03 | 2007-05-20 14:37 | ふきのとう